20日の夕方6時頃、沖縄でニュースを見ていたら、母の里奄美大島が豪雨に見舞われ大変なことになっていることを知り、すぐに親戚や友人に電話を入れたところ、名瀬では「ピークは 越えたようだが、玄関のすぐそばまで水が来ている」と緊張した様子で、宇検村では折しも停電中らしく、古仁屋では携帯電話が不通だった。丁度、大潮と重なり水の逃げ場がなく、「こんな雨は生まれて初めて」の大災害となった模様なのだが、毎年の台風に慣れている奄美大島でのことなので、よっぽどの雨だったことは想像に難くない。来る12日の名瀬でのコンサートを控えて、コンサートどころではないかもと延期を視野に入れて様子見していたら、今度は台風14号の接近で、いよいよ中止だなと腹を括っていた。幸い台風の直撃は避けることができて、昨日やっと予定通りコンサート実施の方向性が見えて来た。今回の公演はゲストに仙台からあんべ光俊さんをお迎えしてのものだが、いずれにせよ、ゲストの方とも協力して「頑張ろう！奄美」をスローガンに大いに盛り上がれるようなコンサートに是非したい。そして災害で亡くなられた方にはお悔やみを、その後の復旧作業に苦しむ方達には声援を心より慎んで申し上げたい。
今思っていることは東京あたりで奄美支援のコンサートが年内にできないかということだ。奄美出身のアーティストの方達と一緒に「頑張ろう！奄美」のチャリティーコンサートが開けたらいいのにと思う。僕のルーツの一端が奄美にあることを知るあるアーティストの方からも、また多くのファンの方達からも支援を申し出る温かい声を頂いたし、何かをしなければという思いが募るばかりだ。非力な自分ではこうしてホームページ上で思いをぶつけることしかできないが、これを見て、誰か奄美会に関わる人達が動いてくれて実現の運びになればこんな嬉しいことはない。

＜僕はいつでも体を空けて待っています。是非、その時は声を掛けて下さい＞

53歳の誕生日がもう直やって来る。数字だけ見たらゾッとする。でもこの歳一年が、振り返った時何故かすごく特別大事なように思える。手応えのあるものをつかみたい。もしデビュー35周年55歳を目標とするなら、ホップ、ステップ、ジャンプのホップの歳にあたるから。
そしてもちろんそれを目標としているのだが。

2010年11月1日