今月から新しくこのサイトで僕のホーム・ページがリニューアルされることになりました。キャピタルヴィレッジのみなさんの御協力を得て、運営されて行くことになります。これまで、ホーム・ページの場所を提供して下さいましたアップフロント・FFAの関係者には、大変感謝しています。
テレビ、ラジオ等と最近あまり縁のない活動をしていますと、つくづくインターネットの普及というものがありがたく思えてなりません。それによる弊害も十分理解していますが、ライブ、コンサートの日程や、CD等の通販、並びに近況報告等、もし今これがなければ、僕らの活動自体がたちいかなくなります。
ここ数年で瞬く間に世界を席巻したインターネットという化け物が、今後、どこへ向かい、どんな形へと変貌を遂げるかは、僕みたいなアナログ人間には全く想像できませんが、その天才的発明者に大いに感謝し、より善くその恩恵に与りたいと思います。

引き続き、拙い似非（えせ）エッセイを毎月、更新して参る所存ですが、衒いなく素直に時々の思いを綴れたらと思います。そしてそれに少しでも皆さんの心が癒されることがあるとしたなら、これに代える喜びはありません。
より一層、ホーム・ページの充実を図るために皆さんの御意見なども取り入れつつ、運営できたらと思いますが、まずは、情報をわかりやすくお届けすることを第一義として、みんなで頑張って参りたいと思います。どうか応援のほど、よろしくお願いします。

最後に自戒を込めて、インターネットの世界にはさまざまな専門用語があり、そのほとんどを僕は理解していませんが、わかる人にはきっと便利な言葉なのでしょう。『発信』と言う言葉があります。情報を発信するとかの『発信』です。僕にはどうしてもこの電気言葉が好きになれないところがあって、心を感じられないからだと思います。心なく言葉を発信することに慣らされた子供が人間関係を希薄なものととらえるのは無理のないことです。インターネットへの関わりがますます深くなるほどに、情報を伝えるのも人であり、それを受け取るのも血の通った人であるといことを肝に銘じて参りたいと思っています。
『永井龍雲の情報を発信する』とあれば、『永井龍雲の近況を謹んで御報告する』といったふうに、それを人間言葉に翻訳して理解していただければ、これ幸いです。

2008年6月21日