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From 龍雲

2021年5月のメッセージ

今日は次女佑果の24歳の誕生日である。
今、ロサンゼルスに住まい、大学を卒業してホテルに勤務している。
夜間のフロント業務が多くかなり大変そうだが、それでも持ち前の明るさで何とか続けてるみたいだ。
親としては頑張ってほしい反面、きつい仕事なら辞めてもっと楽に働ける他の仕事を探したらどうかと思ったりもするが、それは口が裂けても言わない。
仕事である以上一定の辛さはどんな仕事にもつきもので、まずは3日、3週間、3ヶ月、やっと3年を乗り越えることができなければ、その仕事の醍醐味をわからぬままに職を転々とするようになる可能性があると思うからだ。
本人には、すべてにエンジョイしなさいとだけしか言ってないが、どうもそんな心配の必要もないみたいで、休みの時にはオリジナルのトートバッグやコロナ禍の今はマスクをミシン等を買い揃えて自分でせっせと作って、それをネットで販売もしているみたいだ。じゃあ、パパにもと注文をしたら、仕事の合間を縫ってやっているのでいつ仕上がるかわからないと言われた。まぁ、楽しんで色々と頑張っているみたいなので安心はしている。
ファンのみなさんにも、娘のサイトをお教えして注文をしてほしかったが、こんな調子なのでやめておく。いつ製品がお宅に届くかわからないので間違ってもポチらないようにしてもらいたい。

ポチると言えば、最近久しぶりに2、3点の商品をネットで注文した。
その前に、ポチると言う意味も最近知った言葉であり、ネットで品物の購入を決定する時、パソコンのキーボードを打つ音からそう言うのだと理解しているが、確かめてはいない。
最初聞いた時は、ポチる?犬のことか? そう言えば、小中高一緒の幼馴染のお父さんが高校の先生で、あだ名をポチって言ってたな、とかしみじみ思い出したりして、それぐらいのことしか頭に浮かばなかった。名の由来はともあれ、その意味を知った今では、その音の響きが心地よく、注文すると言うと二度と取り返しのつかないことのような重い響がつきまとうが、ポチるだと安い商品でも気軽に買えると言う気がするからいい。もちろん、そのおかげで余計なものまで買ってしまうと言うリスクはあるが。

揚げものが大好きである。
あるテレビ・ショッピングを見るともなく見ていて、あまりにもその油で揚げる音や色が香ばしく、ある有名店のロースカツ、メンチカツ、コロッケ等をどうしようもなくポチりたくなってしまった。がしかしそんな時一番気になるのが配送料である。沖縄にいて一番損するのがこの配送料で、全国配送料なしでお届けしますとうたっておきながら、一部の地域を除くと小さく書かれた但し書きの中には必ず沖縄が入っている。1000円以下のものを買ったとして3000円近くの配送料を取られるのでは本末転倒である。だから、自分としては配送料がタダであることをポチる絶対条件にしている。
その揚げ物。一品1セットでは送料がいるが、2セット買えば送料がタダになると言うこと。敵もよく考えておる。がしかし文字通り、背に腹は変えられぬ。己の腹を満たさなければと言うことで、結局、配送料をタダにするために、冷凍庫に入りきらないほどの揚げ物が送られて来た。コロナ蔓延防止の緊急事態宣言下で買い物に外出するのもためらわれる今であっては、食料の備蓄が沢山あることに越したことはないので納得はしている。
続けてポチったのは、千切り器。やっぱり揚げ物にはキャベツ。それも、舞台の紙吹雪みたいな四角いものではなく、トンカツ屋さんの細い糸のようなあのキャベツでなければいけないと思い、アマゾンだと確か大抵は2000円以上買えば送料無料。千切り器2100円。これだと100円の無駄しかない。但し書きに沖縄を除くの文字がないかを注意深く見て、ない。よし、ゴーとばかりにポチった。

小学生の頃、少年マガジンか何かのマンガ雑誌で日本人形を無料で差し上げますと言う写真付きの広告を見つけて、え、タダ?じゃあ、母ちゃんにプレゼントしたら喜ぶだろうなと思って、今でポチるところのハガキで応募したことを思い出した。後日、人形が配達されたその時に母がお金を支払っているのを見て、え!タダじゃなかったのか、しまったと思い、母に叱られないかと思いビクビクしていたが、怒られた記憶がない。まだクーリング・オフといった制度もない頃だから、送料含めて全額支払ったのは間違いない。たぶん母を喜ばそうとしたその純粋な気持ちに免じて許してくれたのだろう。でなければ、打たれること必定。

昔も今もタダという言葉に弱い私であることに変わりない。
ポチる際はみなさんもくれぐれも気をつけて頂きたい。