日本列島北から南までやっと昨日、梅雨明けしたらしい。
関東辺りは今年肌寒な日が梅雨の間ずっと続いていたようだが、ここに来ていきなりといった感じで猛暑日が連続しているようだ。どのニュースも各地の猛暑の話題が最初に来て、熱中症への警戒を促すレポートが毎日のようになされている。子供の頃には感じなかったが、現在は暑いというそのことだけで脅威という時代に入ってしまったようだ。まるで宇宙が人の生存を拒むかのように。
人ごとのように言ってはいるが、ここ沖縄だって暑いに決まっている。なんたってここは沖縄なんだから。でも幸か不幸か私の場合、闇営業もせず仕事をセーブしてるがゆえ(そんなつもりはないのだが)、つまり暇なゆえ、日中は部屋で過ごすことが多い。わざわざそんな暑い中に好き好んで外出するような楽しみも持ち合わせていないからニュースが慌てふためくような猛暑を自覚しているわけではない。
大抵の場合、雨でなければ夕方、陽の傾き具合を確認してようやくジョギングのために外出するぐらいで、もうその頃には日陰もできて少し風も出て、結果、1時間走って汗だくにはなるにせよ、不快な思いはせず暑さと付き合っていられる。
だからニュースも人ごとのように思えるのだろうが、まぁ、時に退屈ささえ我慢できれば、居職と言うか家の中でも仕事ができる者の特権かもしれない。しかし、日本全国歩き回り汗を流してライブを行うと言うのも私の仕事のもう一方の側面であるから、部屋の中でのほほんとしていられるのもどうかと思うのだが。
歌ってくれと言われなければ仕方ない。歌いたくても歌わせて下さいとは言えない。プロである以上。寅さん的に言うなれば、「そこが渡世人の辛いところよ」と言うことになろうか。
猛暑の話から変な方向に話が行き出したので、話を無理矢理まとめようと思うが、そんな日々のつれづれに、ハンモックを買っちゃいました。ある夕方、猫の額ほどのベランダではあるが、こんな爽やかな風を利用しない手はないと思い、ここにハンモックがあったらと思いつき通販で探したらあるわあるわでデザインも多様でしかも値段も思ったよりも手頃だったのですぐに注文しちゃいました。
沖縄に住んで早20年。なんでこのことに早く気がつかなかったか不思議で、本当に買って良かったと今は思っている。
いずれにせよ、人間は与えられた条件の中でいかに夢を持ち続け、退屈して腐ることなく、与えられた己の職責を全うできるかが肝心で、このプロ根性さえあればこそ、どんな過酷な環境の中でも人は耐えられるのであって、、、スー。
いかん。いつの間にか寝ていたようだ。続きは、また考えよう。
今日のところはハンモックに心地よく揺られながら、何も考えず空だけ見ていよう。そしてまた眠たくなったら星空の下で寝るとするか。