ゴールデン・ウイークが始まって早々にもかかわらず、初夏を迎えた沖縄には多くの観光客が集まって来ている。一昨日、東京でのコンサート、それに新曲のレコーディング等を終えて一週間ぶりに沖縄に戻って来たのだが、空港の荷物受け取りのターン・テーブルには多くのベビー・カーが真っ先に流されて来た。家族連れの旅行客がたくさんいたということだろう。ここ沖縄ではゴールデン・ウイークが過ぎれば梅雨入りだと言われているが、今日など本当に良い天気で、今年のゴールデン・ウイークは上々の出足だと言えそうだ。
一週間分の旅の洗濯物を洗って干し、一週間ぶりにジョギングをしてお風呂に入り、そして今このメッセージに手をつけたところだ。半袖、短パンで夕方6:30から走り始めたのだが、暑くもなく寒くもなくとても心地よい天気で、大きな夕日も見えて、内外の観光客のみならず、地元の人も多く夕日の沈むに心を癒されていた。
ジョギングのコースにしている公園には最近さらに野良猫が増えたみたいで、良いのか悪いのかこっそり餌を与えに来ている人もいて、一つ所に十匹ぐらい集まっていて餌をもらえるのを待っている。小さい時、猫も犬も豚もヤギも飼ったことがある私ゆえ、猫のせいでないことはわかってはいるが、近くを走り抜ける時、『ちぇ、薄情者』と十匹に睨まれているようでゾッとする。そんなおり、9分9厘観光客だろう若いカップルが子犬をリードで引いてカーブを曲がって出会い頭にぶつかりそうになった。子犬を踏みそうになって(まさか踏まないが) よくぞ、あの猫の集団の中をこの小さなポメラニアンを散歩させるなと、保護者であるその若いカップルの脳天気ぶりを疑った。
私もかって、ポメラニアンを飼ってたことがあり、「寝る子はよく育つ」ということから名前をスリープと名づけ、まだ20代の若い時でもあり自分の子供のように溺愛していた。ある時、そのスリープと夕方の散歩の時、前から来る大型犬と出くわした。突然、火が出るように吠え出してその声は威勢はいいのだが、相手はとにかく何倍も体の大きい大型犬、どう見てもスリープに勝ち目はない。悠然と相手は威嚇して来る。なのに必死に吠え続けるスリープ。親としてはいざ喧嘩になったら参加せざるを得ないと、大型犬の主を下から仰ぎ見ると、これも大型のおやじ。負けるかもしれない。でもやるしかないと決めた時、「今晩は」と言われて通り過ぎて行った。その後を目で追って一人と一匹は腰が抜けたようにそこにしばらくいた。(実際、スリープは腰が抜けてたんじゃないだろうか)
つまり、今のどこぞの国とどこぞの国の睨み合いみたいなもので、相手が怖いからこそ痛烈に吠えて威嚇しようとするのだろうが、愚かしさに同情さえ覚える。マッチョを気取った男同士の指導者では危なくて見ていられない。こんな時こそ、北の指導者の妹(とても可愛くて賢そう)と米のかるたの女房(モデル然としてても、苦労を知ってそう)と麻婆豆腐の国の女房(貫禄があって美人。絶対尻にひかれている)と、女性だけで秘密裏に会談を持ったらどうか。案外、上手くことを収めることができるかもしれない。冗談じゃなく。それほど、今世界の男の指導者の質の低下は目に余るものがある。で、和の国の親方の女房は入らないのかって? 居酒屋で会ったら楽しそうだけど、入れられないんじゃない。
と、冗談はさておき、今日5月1日は何と私の次女であります佑果の二十歳の誕生日であります。パチパチパチ。
良くここまで無事に良い子で育ってくれましたね。あなたの時代も戦争がなく夢を叶えることのできる平和な社会でありますことを龍雲パパは願ってやみません。佑果おめでとう。