プロ野球キャンプも打ち上げて、沖縄はいよいようりずんの季節を迎える。今年はここ2、3年のうちでは僕が思うに一番暖かく、天気が安定して、各球団、良いキャンプをおくれたように思う。
今建設中だが、空港に近い那覇の奥武山(おおのやま)球場に再来年から巨人もキャンプに来る予定らしく、そうなると沖縄の2月は、プロ野球の島として、異 常な賑わいをみせることになるだろうが、こんなに一カ所に集まって治安上、大丈夫なんだろうか。よくわからないし、どうでもいいことだけど。
東京マラソンがもうすぐだ。自己ベストを目指していたが、すみません。無理だと思います。この調子じゃ。風邪をひいて、今やっとの病み上がり。練習不足は 見え見えだったが、ここに来て、決定的に調整不足で、気力萎え。とはいえ、ここあと2、3日のプチ鬱を乗り越えれば、また走りに出る。そこが勝負。体力が 病む前と変化がなければ、まだ自己ベストの希望はある、麻生内閣の支持率程度だろうが。
しかし、このプチ鬱、なかなかのものである。すっかり自 信を奪われ、洗濯物をきちんと畳むのにも1週間かかった。自信と洗濯物がどう関係があるのか、と問われれば大いに僕の場合あるのだ。自信を喪失すれば、人 に会うのさえ億劫になる。当然、家の中にこもりがちになり、何日も部屋着で過ごすことになる。着替えの必要がないので洗った洗濯物はソファーの上に山積み となり、その中から、また下着や靴下を探して身に着けたりする体たらく。
それが、洗濯物を畳む行為にでるということは、そろそろ、鬱も溶け始 め、社交に向けてのこころ準備の段階に入ったということで、アイロンをかけ、洋服を体にあて鏡の中を覗いていたりすれば、それはもう、プチ鬱完全脱出の証 になっているのだ。今日の段階では、洗濯物を畳むのがやっとで、まだそれをタンスに仕分けして仕舞うところまでは回復できていない。やっぱり全治まであと 2、3日はかかるだろう。
毎月のこのメッセージを読んでくれて、勇気づけられたとお世辞にも言ってくれる人がいる。ありがたいことである。でも、上辺だけの空元気なメッセージは書いても自分が空しいし、見透かされる。今月はただ正直にこの気持ちをここに記しておく。
要は、この鬱を、きっと多くの人にもあるんだろうこの鬱をコントロールできるかどうかが問題で、コントロールするために恋もし歌も作り唄って来た。原因を知ることが大事だし、理解したら今度はゆるく考えることが大事だと思う、ゆるく。決して、囚われずに。
我々の年代特に、これからこんなことが多くなるかもね。プチ鬱お互いに気をつけよう。僕が洗濯物の山から抜け出すように、皆さんにも人に言えない脱出法があるんだろうね。いとおしいよ。
ひな祭りがもうすぐ。ひな人形を飾って、一緒に祝ってあげられないけど、人並みに親として、娘たちの幸せを祈っています。
東京マラソン、走れることに感謝して、走れない人達のぶんまで頑張ります。
最後に、心配はいりません。こんな気持ちに揺れるからこそ歌が作れるものだと思っていますし、そろそろ、新しい曲への創作のマグマが沸騰し始めている証拠 なのですから。きっと明日には、タンスにきちんとズボンはズボン、シャツはシャツ、パンツはパンツ、靴下は靴下と収まっていることでしょう。
2009年3月1日