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From 龍雲

新年、明けましておめでとうございます。

新年、明けましておめでとうございます。
今年も変わらぬ皆さんの熱いご声援を、よろしくお願いいたします

 

今年、2009年は大変厳しい一年になりそうですが、逆に日本にとっては生まれ変わりの最大のチャンスの年と言えるでしょう。
バブルの時代、多くの日本人が好むと好まざるとにかかわらず、拝金主義へと急き立てられ、お金儲けのためには手段を選ばず的な誤った考えが蔓延し、本来ならその手段こそが尊重されるべきものであるにもかかわらずに。そして、その本当のツケが今年にやってきた感があります。
自由主義経済のシステムがいかに脆弱なものか、そのリーダーであるアメリカが証明した以上、日本がそれを真似る必要がないことは明らかで、今後は日本独自の方向を探るべきだと思います。
人に優しい国作りをここで皆んなで真剣に考えてみましょう。
そして、それを成し遂げた上で、自信と誇りを持って、これが日本の民主主義だと世界に示せばいいのです。
子供たちの未来を誰しもが心配なはずですし、自分自身の老後を誰もが安心したいのは共通した考えであるわけですから、そんな社会を作ることにためらうことはないのです。
ただ、わずかな大人たちの私利私欲のために歪められた社会をこのまま放置しておくことは耐えられないはずです。未曾有のこの不況を前にして、一部の特権ある者たち以外は、かつてバブル時代、羽振りのよかった社長さんでも今は等しく苦しみを味わっているわけですから、今が間違いなく変革のチャンスなのです。
共に支え合うことに国民は異論ないはずです。政治がその方向を明確に示してほしいのです。そのための尊敬に値されるべき政治家や官僚なのですから。
まずは絶対条件として平和があって、この時代を生き抜くためには、お金では得られない心の豊かさを探し求めることなのでしょう。
それぞれの立場において、この国を思うならば、この国の行方は、正され希望に満ちたものになる可能性だってまだ大いに残されているでしょう。
自給自足ならぬ自幸自足。
個人においては、今年も歌える喜びに感謝して、人の心を見つめて旅していきたいと思います。

 

2009年1月1日