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From 龍雲

大きな出会いの感動を与えて下さり

 

大きな出会いの感動を与えて下さり、先日亡くなられた島倉千代子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 

今夜は沖縄この冬一番の冷え込みのような気がする。天気予報を確認していないので事実かどうかはわからないが、戸外の風の吹き荒ぶ音が、寄せては返す波のようなざわめきに聞こえて来るところからすると、きっとそうなんだろう。曖昧だと思うだろうけど、調べるまでもない。これでいて感は確かだ。とはいえ、室内の温度を見ると21度。暖房を入れるほどでもないが、一枚重ね着をしないときっとこれは風邪をひく。根拠はないが、きっと。
明日から大阪、浜松と今年最後のLiveツアーに出る。その前に今年最後のメッセージを今書いているところ。今年の締めのメッセージとして最後に気の利いたことを述べようと思った途端、無性にコロコロを使って絨毯に落ちた抜け毛を掃除したくなって、10回ぐらい転がし、やっと清々したところで、さあそれではコーヒーでも沸かしてからと思ったら、食器が溜まってシンクにあった。やれやれと思いながらママレモンで食器を綺麗に洗って、じゃあついでに洗濯もしよっと洗濯機回したら、自分自身も洗濯しなきゃと気づき風呂に入って、風呂からあがって録画した番組を見ながら髪の毛を乾かしていたら少し眠ってしまった。これじゃぁいけないとメッセージを書き始めたら、湯冷めのせいか今夜は今年一番の冷え込みのように感じて、天気予報は確認していないが感は確かだなんとか言って、とはいえ室内温度は21度だけどきっと重ね着しないと風邪をひくと思ったから根拠はないが、そう書いた。あの、もういいです。何周するつもりですか、いったい。
失敬。つまりこんな風で、冗談に紛らすより仕方なく、マシなことが何も書けそうもない。確信めいたものを何か見つけられた一年であったかというと、全くだったような気がする。何の新しいことも始められず、刺激も乏しく、ただあわただしいままに淡々と過ぎた一年だった。残り少ない人生の時がこうであっていい筈はなく、未来に対する備えも出来ずに今を生きると嘯いても、薄っぺらな人生訓でしかないことは自分が一番よくわかっている。
同じように感じている人もいるんだろうか。でも誤解しないでほしい。淡々と過ぎた一年が誰にとっても悪いわけではなく。むしろそれは記憶に刻まれた苦しみの少ない良い一年であったとも言えるから。実のところ僕も心底悪い年だったとは思っていない。個人的には。
でも、それが歌創りにとっては良くないことなんだよな。ぬるま湯に浸かってちゃいけないんだ、まだまだ体が元気なうちは。
来年こそは名曲を書いて誰かに歌ってもらうにしろ自分が歌うにしろ、人口に膾炙する曲を誕生させたいものである。そしてもっともっと愛される人になって愛を返さなきゃ。
今年一年、応援してくれてありがとう。来年も頑張ろっと。みんなも一緒に頑張ろっと。

 

メリー・クリスマス!そして、良いお年を!

 

2013年12月1日