東日本大震災からちょうど一年。
一年もすれば忘れてしまうことの方が多い記憶の中で、この災害については、昨日のことのように生々しく思い起こされる。テレビ映像であの日が何度も繰り返されるせいもあるだろうし、また、復興が一年過ぎても遅々として進んでいないと感じる憤りも僕自身の記憶の風化を止めているのだろう。とは言え、人間は生かされたそれぞれの人生を先に向かって生きて行かなければならない。再び日常の平和をしか思わなくなるのも仕方のないことだろう。震災の記憶の風化が一般的に進んでいると言われるが、多くの人も僕と同じ思いじゃないだろうか。
政治は何をもたもたやっているんだろうか。消費税増税も福祉社会の充実のためなら賛成する。だがその前に、目に余る官僚システムの無駄のチェック、東電に対する毅然とした処置、これらをうやむやにされては、この国のモラルは完全に崩壊する。ここに国民の閉塞感があることを政治家は気づくべきで、これらを解決できる政治なら多少、給料が高くても、議員定数が多くても問題じゃない。やるべきことをやってくれないから、国民はシラけているんだ。一日も早い正義の実現を期待する。
復興支援のリストバンド、今年もライブ会場に用意します。引続きご協力のほどよろしくお願いします。
被災された皆様、共に明日を信じて頑張りましょう。そして亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
2012年3月10日