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From 龍雲

福岡の実家に帰って子供と夏休みを過ごしている。

福岡の実家に帰って子供と夏休みを過ごしている。今年は子供を連れて由布院のコンサートに出かけた。一年に一度ここ数年夏は温泉地などで子連れコンサートをおこなっているが、馴染みのファンの皆さんも子供達の成長を喜んでくれ、子供達も一年に一度聴くパパの歌をどんな想いで、その成長して行く心の中で聴いているのか。もうすぐ大人になってそこからの長い人生を生きるために、この夏の思い出はどんなやすらぎを彼女達の心に与えてあげられるだろうか。

 

丁度、小倉祇園祭の最終日に小倉に出て子供達と映画を見に行った。家から小一時間の距離だが、着くと駅前は「ヤッサヤレヤレ」の鉦や太鼓の祭り囃子に満ちており、とても暑い日でもあり、街全体がなんだか脳のようになって耳鳴りしているように感じられた。
駅を左に出て10分ほど歩くとそこがチャチャタウンというショッピングモールでそこにあるシネコンで映画を見ることにしていた。そして見た映画は「トイ・ストーリー3」と「借り暮らしのアリエッテイ」「トイ・ストーリー3」は3Dで見て、実は子供達も僕も字幕でトム・ハンクスのウッディーを聞きたかったのだが吹き替えしか3Dはやってなくて、でも、唐沢寿明のウッディーと所ジョージのバズ・ライトイヤーも素晴らしく、「1・2」同様今回もストーリーがしっかりしていて、大変楽しかった。三ッ目のエイリアン(リトル・グリーン・メン)の活躍に、我が家では今ちょっとした彼らのブームだ。
その後、軽い食事をして、もう一本今度はパパの見たい映画と言うことで、セクシーなアンジェリーナ・ジョリーの「ソルト」あたりをと思いきや、子供達に無理やり押し切られ「借り暮らしのアリエッテイ」をしぶしぶ見たのだが、何と見終わってあまりの素晴らしさにしばらく椅子を立てずにいた。
ジブリ作品はどれもビデオ等で見ていてそのファンタジー性やメッセージ性に感動し宮崎駿監督の隠れファンではあったが、この作品については何も知らなかった。滅び行くものへの共感の情が実に優しくもはかなくメッセージされていて、錬って作られた作品であることがよくわかる。
それに主題歌の素晴らしさが拍車をかけている。毎作、久石譲さんの音楽は圧巻だが、今作のセシル・コルベルの主題歌はストーリーを2倍にも3倍にも引き立てている。あんな歌とあんなアレンジを自分の作品でやって見たいと感じさせる久々の一曲であった。

 

話し変わってコンサートの話し。
この8月は毎年恒例にしているコンサートが4本と大事な月になる。まずは「歌花火」アルバム「自力本願」からがメインの選曲。月末の「歌花火プラス」は秋向けの作品をメインに原点の弾き語りで。
そして、富山は八尾での「おわら風の盆前夜祭」のライブ。新しい作品「おわら心中~風の盆~」の世界を味ってほしい。
もう一つ、10年目今年で最後の「里帰りコンサート」素晴らしいゲストをお迎えできたことを喜び、この夏最後の楽しい音楽祭にしたい。友情から生まれたこのコンサート、半ば素人のイベントゆえ、不手際もあるかも。そこは皆さんのビッグ・ハートで参加者の一人として、交流を楽しんでほしい。

 

今月のイベント、どうぞよろしく。

 

2010年8月2日