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Qちゃんが引退した。さて、龍ちゃんはどうするか。

Qちゃんが引退した。さて、龍ちゃんはどうするか。
Qちゃんは言う、今年の8月に体力・気力の限界を感じたと。
龍ちゃんは言う、体力・気力にはまだ自信があるが、毛根力に限界を感じると。それが証拠に、ジョギングするとき、帽子をかぶって走るのを今夏からやめた。頭頂が蒸れるのが原因と疑うから。今はサンバイザーをかぶって走っている。でも、かかりつけの美容師のおねえちゃんが言った。実は、紫外線が髪の毛に良くないんだと。タイムのことより、こちらの方が気になる。どうしたらいいんだ。やっぱり、限界か...。
小出監督のもとを離れ、チームQを結成してプロとして独り立ちしたQちゃんであったが、穿った見方をすれば、思うような結果が得られず、自信をなくして精神的に追い込まれての引退のようにも思える。ごめんね。
これからのことはまだ決めていないと、Qちゃんは言う。
Qちゃんに言いたい。お疲れさま。まずはゆっくり休んで下さい。そしてその後は、マラソンを通して多くの人の心をそのスマイルで癒してあげて下さい。でも、引退宣言はしたものの、まだ36歳。マラソンは一生のもの。僕は夢見ています。あなたがカンバックして、小出監督ともう一度、オリンピックにチャレンジする姿を。
ところで、龍ちゃん。諸事情でまだ引退もできず。どころか、すでに引退したと思われているかもしれず、色々と悩む日々ではあるが、今、チームRyuを一人立ち上げ、ひそかに武道館を目指し頑張っている。六本木から走って。
もう一度言う。体力・気力にはいたって自信がある。今月でイチローの背番号と同じ51になるというのに。しかし、いかんせん、毛根力が...。細坪君と三浦君は大丈夫なのだろうか。ひょっとして、カツラ?
いずれにしても、チームRyuを一人結成したからには、弱音を吐くことはできない。引退などまだ絶対にしない。武道館にたどり着くまで。
Qちゃんと龍ちゃん。呼び方が、どこか似ている。
Qちゃんが合宿していた鹿児島県は徳之島に“尚子ロード”があるらしい。そこで、龍ちゃんも思った。僕も“龍雲ロード”がほしいと。
きっといつか、頑張って生きていれば、誰かが名付けてくれる。龍ちゃんの『道標ない旅』を終える頃、あれこそが、“龍雲ロード”だと。

 

2008年11月1日