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From 龍雲

パソコンの調子が悪い。

パソコンの調子が悪い。キーを押してひらがなを打っても文字が正しく入力されない。今だってそうだ。“されない”と入れたのに“され”が消えて“入力ない”となった。何が入力ないだ!! 片言のアメリカ人じゃねェんだぞ。馬鹿にすんな!! 買ってまだ10年もならないっていうのに、こんな高いもん、そんなにひんぱんに買い替えられるわけねえだろう。ビルゲイツじゃあるまいし。 修理したって、家電と違って、コ、コ、コン、ピューターて、高いんだろう? 何を俺はビビッてるんだ。とにかく、この調子だと、原稿用紙一枚書くにしたって、朝までかかってしまう。十枚書き終えた頃には、紅白歌合戦も終わって、除夜の鐘が鳴ってらぁ。もっとも十枚も書けるわけねぇけど。
せっかく、東京までこんな重いもの引っ提げて来て、ホテルの部屋でひとり、メッセージをどうしても月始めにアップしようと努めているのに、俺のこのファンの方達に対する涙ぐましい誠意をどうしてくれるんだ。え、アップル!! あ!言ってしまた。え~い、しゃからしい。何とでも言ってやる。叩いても、落としても壊れないコンピューターを作りやがれ。え?書くネタがないから、パソコンに八つ当たりして、字数をかせいでいるんだろうって? ど、どうしてわかった。いや、全く君の頭を疑うね。どうしたら、そんな穿ったものの見方ができるんだろう。僕はただ….。
そうなんだ。実は君の言う通りなんだ。仕事にかまけてホーム・ページのメッセージが遅れて、今日しか書く時間がなく、おまけに焦って余計に話題が見つからない。僕が悪い。それはわかっている。
今日は、朝からおかしかったんだ。けちのつけ始めは、ランチを食べたレストランで、食後の150円のアイスコーヒーを注文したら、まだ食べ終わっていない750円の生姜焼き定食、もう、なんで“定”が消えて“食”が“職”になるんだ。“生姜焼き職”とかおかしいだろう。一体、どんな仕事をするというんだ。もういい。あきらめた。んで、その食べ終わってもいない750円の生姜焼き定食をウェイトレスにサッと片付けらてしまったんだ。俺はただ早めに注文しておこうと思っただけなのに。都会のスピードにはもうついていけない。それから、そんなぼんやりした気分のまま電車に乗ったら、目的の駅より一駅早めに降りてしまって、もう一度キップを買って乗らなければならないはめになった。馬鹿か、俺は。
最近は、歳のせいか、疲れからか、ボーっとして何でも忘れるし、よく物をなくす。先日、かつとじを食べたらネギがハシに…、もういいか、ネギの話。あぁ! 情けなくなる。自己嫌悪。
とまぁ、そんなこんなで、今月もまたハチャメチャなメッセージになりました。とにかく、このパソコンをどうにかしなくちゃ。調子悪くて、憂鬱になります。便利に使えるうちはいいが、こんなに人に意味なく無駄に時間を浪費させ、イライラさせるものが他にあるだろうか。来月こそ、みなさんを癒すことができるような名エッセイを書きます。もし、書けなくても、見捨てないでね。よろしく。

 

2008年9月1日